美高梅娛樂城

教員紹介

勝西 良典
Yoshinori Katsunishi

所属
文学部 文化総合学科
職位
准教授
メールアドレス
専門分野
哲学、倫理学、思想史
キーワード
カント、フィヒテ、ビジネス倫理

主な担当科目

倫理学特講A、倫理学演習、倫理学

オフィスアワー

木曜日Ⅲ講時

現在の専門分野を志したきっかけ

本と縁がなかった私が哲学?倫理学の研究に進もうと思ったきっかけは、高校の倫理の授業で副読本の資料集に出会ったことでした。先生の話を聞くのは苦手な私ですが、授業中に周りの人とおしゃべりする合間に哲学者の文章に触れるのは好きでした。「人間とは何か」ということに興味があった私は、哲学者の文章にはまりました。言葉の意味を規定しさらに掘り下げていくという哲学者の論の運び方にひかれたのです。哲学者は、クラスメートが決して許してくれないおしゃべりのできる出来のいい友人でした。彼らが投げつけてくる独自の世界観に接するなかで、自分を取り巻く世界や自分自身を見直し、自分の世界観に磨きをかける喜びに目覚めたのです。

好きな言葉

「人生を謳歌する」  理由:辛く悲しく耐えがたいことも享受するユーモアの力で一度きりの人生を豊かで喜びに満ちたものにしたいから。

おすすめの書籍

愛するということ(フロム) 理由:現代人は心底愛を求めていながら他のことにかまけているが、愛は理論と習練を要する技術であり、全力で自分の人格を全面的に成長させねばならないと説く声に出会ってほしいから。

Message
これから大学で
学ぶ方へのメッセージ
大学での学びは教員から学生への一方的な情報伝達ではなく、教員と学生との双方向的なコミュニケーションで成り立っています。高校までは解答付の問題集が与えられていたかもしれませんが、大学では教員と学生が協力して問題を発見し、責任を持って解決策を提示して検証してもらう、というかたちで学びが徐々に深まっていきます。教員は特定の問題に対して今までどのような解決策が示されてきたかを知っていますが、決定的な答えを持っているわけではありません。あくまで人類の学びのリレーの先輩ランナーにすぎないのです。みなさんがこのリレーに参加して、世間では許されることが少ない時間を共に味わってくれることを切に待ち望んでいます。