古典文学、古典文学研究、古典文学演習
水曜日Ⅲ講時、木曜日Ⅲ講目
ゲーテが好きで本来はドイツ文学志望でしたが、大学生の時に読んだ西行の『山家集』に魅了され、中世和歌の研究に切り替えました。大学の卒論は、鎌倉の初代皇族将軍である宗尊親王の和歌で書きました。いろいとな和歌に触れてきましたが、大学院の博士課程在籍時に西行研究に帰ってきたという経緯があります。
人それぞれの価値観と生き方を。最近は、社会規範や圧力が緩んで、その人独自の価値観や生き方が認められるようになってきたとは思います。ただそのような価値観を自ら見つけるのが難しいのですが。
折口信夫『翁の発生』。日本の芸能発生論の嚆矢です。難解過ぎて何度読んでもわかりません。このような歴史的な書物を読んで、何か重大なことが説いてあるという感覚を得るのが大事です。