11月7日に石狩市内のJAいしかり地物市場「とれのさと」において「出張高校生レストラン?石狩2021」が開催され、和田ゼミと伊井ゼミ合わせて9名参加させていただきました。石狩産食材の魅力化を図ること、石狩産食材を通じた関係人口創出が目的の本プロジェクトは、三笠高校調理部の生徒さんが考案したオリジナル料理を提供するイベントで、私たちは主に広報業務と当日の運営を行いました。
出張高校生レストランのチラシ作成にあたり、実際に石狩の農家さんを訪問し、食材がどのように生産されているかを調査しました。どの農家さんも丁寧にお話してくださり、石狩の食材がたくさんの想いが詰まって育てられていることを知りました。そんな想いがチラシでも伝わるように、表面にはそれぞれの農家さんで撮らせていただいた写真を大きく配置し、農家のみなさんがお話したことを踏まえて、キャッチコピーを『石狩の新鮮な食材を使用したまごころこもった料理を味わってみませんか』にしました。裏面は、当日販売される料理と三笠高校調理部のみなさんからの一言をいただいて、チラシを見た人に誰が実際に作っているのかをわかるように載せました。コロナの影響などで開催当日の1週間前のリリースになってしまいましたが、ギリギリまで担当してくださった石狩市役所の河田さんに添削してもらい完成にいたりました。
コロナの影響もあり、一時期は高校生レストランが中止になるかもしれないという話も上がりましたが、感染者も減ったことで去年とは違うテイクアウト形式で開催することになりました。提供する料理やチラシも大幅な変更となり、三笠高校調理部の皆さんも、JAいしかりや石狩市役所の方々も、私たちも忙しく過ごされたと思います。はじめてのテイクアウト形式とあって、開催前にZOOMで当日の打ち合わせを念入りに行いました。
当日は、250食限定で朝7時からチケット販売を始めました。あいにくの天気でチケット販売に苦戦しましたが、無事に全てのチケットが完売いたしました。メニューは三笠高校調理部の生徒さんが石狩市内の生産者を訪ねて考案した石狩産シカ肉のキーマカレーを主役に、色とりどりの野菜を盛りつけたまんぷくランチ「石狩の恵みエゾ鹿キーマカレーBOX」です。石狩の恵みを感じる素材の味を生かしたランチの提供に、お客様からは「鹿肉が柔らかくておいしかった。色とりどりの野菜が華やかで食欲をそそられた。」などの嬉しい反響をいただきました。悪路の中、高校生が時間をかけて考案し、調理を行った心温まる食事を求めて多くのお客様にお越しいただき大変感謝しております。
美高梅娛樂城感染拡大の面からプロジェクトが始動した当初の計画を一部変更する形での開催とはなりましたが、柔軟に対応してくださった関係者の皆様のおかげで無事に盛会に終われたことを嬉しく思います。
お越しになったお客様だけでなく運営に関わった生徒や学生も石狩ファンになるプロジェクトとなりました。本イベント開催のように、市外に住む人に石狩へ興味を持ってもらい「関係人口創出」になるきっかけづくりを、今後も微力ではありますが続けてまいりたいと思っております。とれのさとにお越しいただいた皆様、本プロジェクトに共に取り組んだ石狩市役所、JAいしかり、三笠高校調理部の皆さん、ありがとうございました。
(文章作成 三年生 M.T S.M S.O H.O A.K R.K N.K N.G C.T R.F)