人間生活学科広報コミュニケーションゼミ(和田ゼミ)で取り組んでいる石狩市の「関係人口」関連プロジェクト第2弾は(第1弾は『出張高校生レストラン』)、株式会社シマノ様主催の「ソーシャル×散走」企画コンテストへの挑戦となりました。
本プロジェクトでは、約1カ月に及ぶ現地調査を行い、1次審査の散走プランの提出を終え、プロジェクトを終了することができましたので報告します。
散走とは、散歩感覚に気ままに自転車で走りながら、何かを感じ、何かを楽しむことです。今年で5回目となる散走企画は「散歩を通した持続可能な地域社会につながるアイデア」をテーマに実施されました。そこで私たちは、「石狩市散走プロジェクト」と題し、花川キャンパスに通う学生として石狩市の社会課題解決に向け、活動を開始しました。
石狩市の地域課題として、私たちは、「観光人口減少」に焦点を当てました。美高梅娛樂城の影響により観光客が減少していることを受け、札幌市を含む近隣地域からの観光を促すことで、石狩市内の観光を盛り上げ、関係人口の増加につながると考えました。そこで、石狩市の魅力を伝えるために、歴史や文化を発信するツアーの開催を企画しました。石狩市の子どもたちは授業の中で石狩市の土地の歴史や文化を学びます。子どもだけでなく、親子そろって学びの場としてツアーに参加していただき、自由研究などの課題としても活用できる点がポイントになっています。
具体的な活動スケジュールとして、7月中旬に石狩市役所様、一般社団法人シーニックバイウェイ支援センター様とのキックオフミーティングを行いました。その後、私たちは夏季休業期間、石狩市の歴史と文化について触れられるスポットが多数ある石狩市の本町地区に2度に渡り現地調査し、企画の構想を練るヒントを得ることができました。はまなすが咲き誇る「はまなすの丘公園」をはじめ、「弁天歴史公園」や「石狩浜海浜植物保護センター」を訪問し、石狩市の魅力を体験できる散走企画を考案することができました。ゼミ生の日程調整に苦戦し、企画考案後2回目の現地訪問が企画提出締切日の1週間前になってしまいましたが、担当してくださった石狩市役所の上窪さんにご意見をいただき無事に企画を完成させることができました。
1次審査の結果、残念ながら最終審査へは進めませんでしたが、石狩市の魅力を存分にプレゼンテーションできる内容になったのではと自負していますし、これを機会に今後も石狩の観光を盛り上げる活動を続けていきたいと考えています。
最後に、私たちのプロジェクトに対し、全面的にサポートをして下さった石狩市役所様、一般社団法人シーニックバイウェイ支援センター様、いしかりガイドボランティアの会様に心から感謝いたします。