2024年度リボリア賞授与式と代表論文の発表が行われました
「リボリア賞」は、その年度に提出された卒業論文の中から最も優秀な論文を執筆した学生に授与されます。2024年度のリボリア賞は、言語?コミュニケーション専修の玉井瑠華さんと、文学?文化専修の西桃花さんに授与されました。今回は、2名の受賞理由と卒論要旨をご紹介します。
玉井瑠華
“How to Become a Good Listener: An Analysis of Listener Responses in Japanese Conversation”
【受賞理由】
本研究は、聞き手としての好感度の高さ(低さ)を言語学的観点から分析したものである。この研究を通して、好感度の高い聞き手は、あいづちの現れ方、話し手への質問?コメント、うなずきや呼気音などの非言語的な要素、さらには発話の共同構築性があることを詳らかにし、これらは聞き手としての「積極的な関与」を示す特徴があることを明らかにした。一方で、好感度の低い聞き手は、聞き手としての役割を果たしつつも、話し手として自身のターンを開始するための要素を用いる傾向が高いことも示された。
本論文は...